小話#4 地球市民村センターハウスの裏記録

 裏方あっての地球市民村。舞台が輝きを放つのは、その裏で多くの方々の支えや労力があるからこそ、なんですよね。センターハウスの各オフィス(運営/催事/他)の皆々様には、本当に頭が下がります。ありがとうございました。

 さて、そんな裏方の様子は、行き来できる範囲でしか、お伝えできないものの、「こんなだったなぁ」と少しでも振り返ることで、また想いを新たにできそうです。「これから」に進むためにも、今だからこそ書ける部分を含め、批評を兼ねて綴ってみようと思います。(結果として、オフィス生活面の記録になってしまいましたが。)

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center-house.jpg1.団体別事務所スペース(写真B)

 畳敷きのエリアが休憩所に充てられていましたが、休憩しながらも作業、となるとどうしても事務所スペースにこもりがち。パイプイスが常に憩いの場でした。LANがすぐに使えるようになっていたのは、本当にありがたかったです。

2.給水(給湯)(写真A)

 ウォーターサーバーが大活躍。活躍し過ぎて、替えのボトルが在庫切れになってしまったことも。(追加されたものの、最終日に再度切れてしまったのは予定通り?) 水のありがたさを実感できる上、交換する際に水の重さも体感できてしまう、優れた(オフィス内)プログラムだった訳です。これが。

3.冷蔵庫(写真A)

 熱中症に備え、十分な飲料水を確保すること、それを冷やしておくこと、が夏組の命題だったと思います。しかし、冷蔵庫はいつも満杯。自分用としてはセール価格で買ったヤクルトを忍ばせておく程度で、他のものはとてもとても。冷蔵庫の存在自体は心強かったものの、詰め込み過ぎは省エネ的にNGでした。

 発伝所スタッフの羅針盤さんもここに書いている通り、残り物などの処理はどうなったんでしょうね。賞味・消化されなかった飲食物が多量に出てしまったとしたら、特に日本国際飢餓対策機構さんとしては看過できないのでは?と思います。

4.掲示物

 いろいろと貼り出していただいて、助かりました。残念だったのは、来場者数や来村者数が、最終日を除いて口頭伝達だったこと。来場者数は万博ホームページでチェックできるのでいいですが、地球市民村にいらっしゃった方の数字は、目で見てわかるように(自由に使えるポストイットなどで、日常的に貼り替えるなり、貼り足すなりで)していただけると、より良かったと思います。(もちろん、数字がどうの、というのは二の次の話ではありますが。)

5.紙の再使用

 A4用紙を十分に持って来ていなかったので、ゴミ箱の「再生紙」の中から、片面印刷済み(裏面が白)の使えそうな紙を失敬して、使い回ししてました。よくよく考えると、単に再生紙でひと括りにするよりは、1)まだ使用可能な裏紙、2)両面使用済みOA用紙、3)それ以外のあらゆる紙類(ミックスペーパー)、の3つに分かれていれば、3R(減量 > 再使用 > 再利用)的にはベターだったと思います。

 あと強いて言うなら、守秘が必要な書類用のシュレッダ、各団体の配布物(スタンプコーナーに置き忘れられたものなど)の再使用回収コーナーが設けられていれば万全でしたかね。

6.ゴミ分別(写真D)

 写真を見ると、10程度(?)の箱に分かれていた訳ですが、なかなかシビアでしたね。その都度、持って行くのも何なので、事務所スペースの一角に「可燃」「不可燃」の大きな袋を2つ用意し、たまったところで分別処理しに行くようにしてましたが、これがまたちょっとしたプログラムになっていたような。もともとゴミが出ないように(出たとしてもできるだけ再資源化)するのがポイントですが、出てしまうものは致し方なし。自団体分の分別処理を当番制にすれば、プログラムとしての効果もあったかな、と今は思います。

 ちなみに、分別ルールが徹底しきれない時は、現物の例を箱や壁に貼っておくのが効果的ですね。

7.出入口

 事務所スペースに出入りする際、開かない方の扉にはね返されてしまったことがよくありました。ちょっとしたことですが、「締切」とか貼ってもらうよう、お願いしておくんだったなぁと思います。

 出入口と言えば、センターハウス裏手のスタッフ出入口(写真Cが目印)は、タバコを吸わない人にとっては、酷な面がありました。 館内禁煙で、喫煙スペースを屋外の一部に限定しているのは結構なのですが、人の出入りが多い場所に設けるのは考え物。持続可能性のある出入口とは?...これも学びのうちですね。
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 4~8月組の方々の提案などもあって、かなり改善された後の話だったり、わかってはいたものの手が回らなかったり、と経緯や事情はいろいろあったことと思います。まぁ、これも小話のうち、ということで、お読み流しください。ではまた。