随筆「東京モノローグ2018」(1−2月期)

 

随筆「東京モノローグ2018」(1−2月期)
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 第491話 とまどいFebruary

 第490話 寒極まる〜1月第4週、大雪と氷点下と

 第489話 2017年15大ニュース(後編)

 第488話 2017年15大ニュース(前編)

 

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    第491話 とまどいFebruary(2018.2.15)

     

     2月は皆既月食明けとともに始まった。月が姿を変えるタイミングで、月が変わった… よくできたものだと思う。

     

    ・・・今月は、この月とともに始まった。

    *月は31日20時48分に欠け始め、21時51分には完全な皆既食に。皆既食は1時間17分続き、23時8分に元の状態に戻り始める。1日0時12分には元通り。左の写真は、0時ちょうどに撮ったもの。

     

     月食のせいかどうかはわからないが、今月はちょっと変わった出来事というか、当惑する件が日々のようにあって、何気なくメモしておいたら結構なボリュームに。折角なので、それらをかいつまんで紹介することにした。今回の「とまどいFebruary」という題は、あくまで思いつきである。(「と・ま・ど・いFebruary」とかやると、完全に80年代のアイドル歌謡曲の世界になりそうだが、はてさて?)

     


    2月2日(金)

     

     朝の赤羽駅。女性スタッフが声を上げ、何かを配っている。

     手にすると、ニューデイズのチラシ。ただのチラシではない。おにぎりの「無料引換券」付きだった!

     無料引換券という大盤振る舞いに戸惑いを隠せなかった筆者だったが、そんな価値あるチラシを受け取る人が異様に少ないことにまた当惑。皆さん遠慮深いのか、醒めているのか...

     

     無料と言っても何でもOKな訳ではなく、紅しゃけ、ツナマヨ、紀州南高梅、昆布、辛子明太子の5種類からおひとつという設定

     


    2月3日(土)

     

     節分が週末にあたるのは久しぶり(2013年の日曜以来)。土曜に節分会に行けるとなれば、行かない手はない。今年は、柴又帝釈天と高岩寺(巣鴨とげぬき地蔵)に行くことにした。

     豆まきでは、福豆のほかにもいろいろな品が撒かれるというのがお決まりだと思っていたが、両会場とも、豆オンリー(帝釈天は袋入り、高岩寺は豆単体の"直まき")で、「え?」。

     収穫は、高岩寺で撒かれた豆(鞄を開けていたところにうまく入った10個程度)のみ。これもご縁と、ありがたくいただいた。

     


     帝釈天では、鬼とピーポくんが鉢合う場面も(特に見せ場はなし)


     高岩寺では、有名芸能人がチラホラ(樹木さん、橋爪さん、萬田さん、元彌ファミリーなど)。左のゆるキャラは、禁煙ねこ「すわにゃん」。

     


    2月5日(月)

     

     この日は朝からいろいろな出来事があった。

     環七通り沿いに、ローソンの新店舗(上十条五丁目店)ができたので、朝まず経由する。この日はオープン4日目につき、パンの割引(3日間限定で30円OFF)は終了の筈が、レジを通すと108−30=78円と出て、「?」。この時のレジ対応は、中国人の女性スタッフ。変則的な話なので、わからなくて当然だ。代わって店長に応じてもらうと、78円でOKという話になった。OFFならいいだろうという訳に行かないのは、「200円以上の会計で100円引き」というクーポン(お買物券)が使えないからで、その78円は折角なので別会計に。注文していたアイスコーヒー(S)とチーズ蒸しケーキ(2個入り)の組み合わせにチェンジして、240−100=140円・・・総じておトクなのかどうなのかがわからない展開となった。

     ローソンを出て、西に少し行くと、姥ヶ橋交差点に出る。自転車で差しかかると、信号の変わり目。強めにブレーキをかけ、停止した。推測だが、この時の負荷が帰宅時の自転車に影響を及ぼすことになる(後述)。

     


     姥ヶ橋交差点(2/9撮影)。奥に進むと中山道、左は十条駅方面になる。交通量は多い。


     オムライス。定価800円のところ、パスポートで540円也。

     

     定時を過ぎるとお腹が空いてくる。朝買っておいた蒸しケーキがまだ1個あったので、それでつなぐ。だが、「おいしく楽しく適正糖質」を標榜する「ロカボ」食品(→参考だったこともあり、些か物足りない... ランチパスポート参加店でオムライスをいただき、何とか持ち直す。これは19時台の話。

     この後、後楽園駅付近で自転車を停車させた際に、朝の負荷が具現化する。前輪ブレーキワイヤが切れてしまったのだ! こうなると、下手に加速はできない。速度を落とし、後輪ブレーキだけで何とか帰る。途中、百円ショップでブレーキワイヤを買ったり、十条のスーパーに寄ったり。こうした寄り道がなければまた違ったかも知れないが、減速していてただでさえ遅くなっていたのだからあまり変わらなかっただろう。21時頃、店を出たところで雨粒? いや、みぞれが降って来た。「やられた…」と正直思った。それはやがて水分の多い雪のようになり、強さを増す。速く帰りたいところだが、ブレーキの都合でそういう訳にも行かない。

     どうなることかと思ったが、赤羽駅に着く頃には降り止んだ。

     長い一日だった。

     


    2月6日(火)

     

     ランチパスポート常連店の沖縄料理店へ。店に入ったのは13:20頃だった。が、普段なら数分で出てくるメニューが20分近く経っても出てこない。オーダー漏れとしか思えなかったので、諦めて店を出た。

     その後、別のランチパスポート店に時間ギリギリで入り、事なきを得る(左写真が救いのメニュー・・・実にありがたかった)。

     筆者はこの一件を「ガ〇マ〇事件」と呼ぶことにした。(ガ〇マ〇は、ガニマタでもガンマンでも何でも)

     モヤモヤをそのままにしたくなかったので、帰りに尋ねに行く。昼の状況を知るスタッフが一人いたので問うてみると、多客でバタバタしていたからというお決まりの回答に加え、普段は夜シフトの「新人」が昼に対応したからだとか仰る。

     筆者が退店する時に用意できていたとも言っていたが、順番がおかしいのは自明。待っていた20分の間に、後から来た人数は4人。いずれも筆者よりも先に出していたのだから... 早い話がオーダーが通っておらず、途中で気付いてあわてて作った、というのが実際だろう。次にもし行くことがあれば、ガラガラの状態の時か、慣れたスタッフがいる時にしようと思う。

     


     店内装飾はなかなかいいのだが...


     いつもなら数分で出てくる(2017.12.1撮影)

     

     昼にそんな一件があったので、夜は手堅く行きたかったが、そうも行かなかった。ささやかな話だとは思うが、店頭に「サービス券配布中」とあるのに、それが出てこなかったという、これまたありがちな話。前に来た時もそうだったので、あえて店員に尋ねることはせず、問合せフォームを使ってその日のうちに質問してみた。

     その回答(抜粋)・・・ご来店当時に勤務しておりました接客担当スタッフが配布することを一時的に失念し、お渡しできなかったものでございます。

     いえいえ、一時的ではなく確信的では? 2回目となれば、そう思わざるを得ないのである。

     とりあえず、メールで来た回答を手に店を訪ね、サービス券をいただいた。今後、失念することはないだろう(と確信する)。

     


    2月8日(木)

     

     ペットロボットの代表格、ソニーの「aibo」が職場に登場。「オフィス犬」として、常駐するそうな。時間外に様子を見に行くと、ハイタッチモードの訓練中。が、タッチが強過ぎたようで、後ろ向きに転倒し、動かなくなってしまった。(その時の訓練士曰く「気絶状態」_| ̄|○

     犬が苦手な筆者は、これならばと思って臨んだ訳だが... "アイボでアソボー"プランは、この日はあいにく叶わなかった。

     


    噛まれる心配はない(と思う)


    ハイタッチモード(例)

     


    2月9日(金)

     

     朝、再びローソン上十条五丁目店へ。カフェラテを無料でいただける「お試し引換券」を発券した上で、性懲りもなく「200円以上の会計で100円引き」の方もトライ。ポイント付けの都合上、まとめてやってくれてもよさそうなものだったが、分けないと難しいとのこと。100円引きの方は、(今度は)無難にやってもらえ、よかった。が、カフェラテの方で(案の定)NGが出る。

     こうしたサービス(無料、値引き等)の場合でもポイントは付くので、カードを提示して、裏面をピッとやるのが決まり事なのだが、そのピッを割愛されてしまったのだ。そうなってしまったのは、いくつか理由がある。

     (1)クレジットでの会計では、ピッをやらなくてもカードをリーダーに通せばポイントは付くようになっている
     (2)新規開店のローソンなので、レジが最新式。クレジット払いの場合、一般的には店員がリーダーを通すが、最新式では客がセルフでリーダーを通す方式になっていて、店員がカードに接することがない(=ピッを含め、カードに対する認識が落ちる)

     この二つに加え、先に通常の会計を終えていたので、店員さんとしては"あとは無料のカフェラテを渡すだけ"という頭になっていた、というのが考えられる。

     2/5同様、裏であれこれ検討してもらった末、ポイントを付けてもらうことはできた。かなり難度が高い処理だったのは見ていてわかった。だが、カフェラテの選択肢として、ホットかアイスかについて尋ねるところが落ち、自動的にホットのカップに。すったもんだがあったので、こちらとしてはそれで承服することにした。月曜の中国人スタッフなら致し方ないところだが、この時の一連のレジ対応、実は日本人女性である。(^^;

     


     お試し引換券、いざ発券!


     最新レジは、クレジットカードを自分で通すシステム。今回の「とまどい」シリーズのハイライトと言っていい。

     


     

     上旬だけでこんな具合。2/10〜12の三連休もいろいろと当惑する場面があったが、長くなってしまうので今回はこの辺で、と思う。

     2月後半、さらなる「と・ま・ど・い」があったら、次回はそれをご紹介...いや、そうならないことを祈るばかりである。 

     

     

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    第490話 寒極まる(2018.2.1)

     

     1月の第1週は三が日があり、その翌週は成人の日があり平日は4日間。次の週は19日(金)に休暇をとって週末旅(→参考に出たので、出勤日数としてはやはり4日間だった。第4週(22日〜)は、12月第4週以来の平日5日間勤務。ひと月振りのフル出勤ウィークだった訳だが、なかなか厳しいものがあった。月曜の大雪、火曜の残雪、水曜〜金曜の最低気温と連日の強い北風…特に木曜の最低気温、"マイナス4℃"は強烈だった。そういう週こそ、1日でも休めればよかったのだが... 予測不能につき、どうしようもない。

     前回の大雪レポートは4年前のこと。第395話「最深積雪27cm×2」だった。22日(月)は当時には及ばず23cmだったが、インパクトは十分。まずは、その日の帰宅時の様子をご紹介する。

     


     月曜はもともと雪が降ることは予報で出ていたため、自転車ではなく、電車通勤にした。行きはJRだったが、帰りは地下鉄メインと決め、九段下駅に向かう。すでに結構な積雪量になっていて、JRを使うと大変なことになるのが経験的にわかっていたためだ。

     


    東京メトロ全線、積雪で遅延!


    9路線9マス、いずれもダイヤ乱れ

     

     九段下駅(→参考に着いたのは19時前だったが、メトロ(東西線→南北線)か都営かで迷い、結局、都営新宿線で神保町に向かうことにしたのが19時過ぎ。神保町からは都営三田線で北上し、あとはバスで地元最寄駅をめざすプランにした。三田線の西高島平行きは、程なく入線して来た。が、先行列車との間隔が空いていたせいか、三田線らしからぬ混雑ぶりで断念。次の列車は、幸い程々な感じで、巣鴨での時間調整(後続の列車との間隔短縮)で満員御礼になるまでは平穏だった。もっとも西巣鴨、新板橋と、北に向かうにつれて客は減っていくので、志村三丁目に着く頃には車内は広々。大雪の割には楽に帰ることができた。九段下を出た50分後に、志村三丁目まで来れたのは上出来だったと思う。

     ここからは、国際興業バスで東に向かう。バス停「志村三丁目駅」で待つ人数はそこそこにいたので、一定時間が経っていることが窺えた。となれば、それほど待たずにバスに乗れそうなものだが、これがなかなか来ない。乗ったのは20:05頃。10分程度の待ち時間だったと思われるが、長〜く感じた。

     バスは、練馬方面からの[赤01]。混雑を覚悟したが、普通に乗車できるレベルだったので助かった。次の「志村坂下」では後部席が空き、進行方向右、窓側の席につく。雪見しながらのバス帰宅。シチュエーションとしては悪くなかった。

     普段なら、10分もかからずに地元最寄駅に着く(時刻表上は6分)のだが、すでに10分が経過。窓が完全に曇っていて、どこを走っているのかがわかっていなかったが、少し拭いて外を見ると、すでにセブンタウン小豆沢付近だった。いつの間に中山道を越えたのだろう?と思うも、そもそも「志村坂下」が中山道を過ぎてすぐの場所にあるので、席についてからはずっとノロノロ運転だったことになる。セブンタウンを横目に見ている時間がとにかく長かった。停留所に着く手前で何人かが降り、本来の停留所の場所から何人かが乗って来るまでの時間もまた長かった。こうなると、どこの停留所かも定かではない。少なくとも、この降車と乗車の間に10分は経っていた。一つの停留所でこの有様なので、まだまだかなりの時間がかかるだろう。乗って来た客が落ち着いたところで、バスがまだ動く気配がないことを確め、運転手さんに申し出る。「お気を付けて」との一言を受け一礼し、足場の悪い中を降車。下車したのは、次の停留所「小豆沢通り」だった。20時半を回っていた。

     


     雪道と化した環八通り。志村三丁目界隈では渋滞は見られなかった。


     セブンタウン小豆沢の中核店舗、イトーヨーカドーは前日の21日に閉店。この電光サイン、奇しくも撮り納めとなった。(ヨーカドーに代わりヨークマートが3月下旬にオープンする予定)


     降車直後の[赤01]。屋根上の積雪量と、渋滞時間の長さとは相関関係がありそうだ。


     停留所名が雪で隠れていて見えない。正解は「小豆沢通り」。

     

     雪道をとにかく歩く。降りたバスは相変わらず全くと言っていいほど進まない。選択としては正しかったようだ。降りる予定だった駅入口までは、この辺りだと実は1kmほど。歩きにくいのは確かだが、歩けない距離ではない。渋滞で動かないよりは気分的にずっとよかったので、足取りも軽かった(気がする)。

     歩いていれば、渋滞の原因がわかりそうなものだが、まるで手がかりなし。環八通りは東に向かう二車線とも、すっかりロックされてしまっていて、気の毒なほど進まない。先行のバスに追いつき、抜く。次の「小豆沢公園」停留所を過ぎると、バスが連なっているのが見えた。何事かと思った。この時間帯、当地を通る系統は、[赤01]か[赤02]のみ。筆者が乗っていた01は除外して、徒歩で追い抜いたバスは、02・01・02・02・01・02・01の順だったか。連続しているパターンもあれば、少し離れているパターンもあり…とにかく数百メートルの範囲で7台である。滅多にない現象だと思うが、なぜそこまで集中することになったのかは、判然としない。

     バスが続いている様子を撮るべくカメラを構えていると、筆者同様に降車した客がいたようでぞろぞろとやって来て、そろそろと去って行った。やがて板橋区から北区に入り、停留所が現れる。ズバリ「区境」である。ノロノロやっていた01のバスが停車位置に来たタイミングだったようで、今度は降車客の波にぶつかる。結構な人数が降りて行った。

     


    大雪ならではの光景?…ある意味「連節バス」


     「区境」停車中の[赤01]。この場所だと、区の境を過ぎ、北区に入る。北の大雪、そんな図である(ブレてしまったのは寒さのせい)

     

     そんなこんなで、いろいろと撮っているうちに手がかじかんできた。足元の方は、靴の撥水性がいいためか、濡れることはなかったが冷気が伝わってくる。眼鏡はすぐに曇る。ピントも合いにくくなって来て、電池の残量も切れ切れになる。バッテリーを出したり入れたりして、騙し騙しで何とか撮影を続けたが、地元の駅近くで完全に電池が切れた。20:50になっていた。「小豆沢通り」で下車してから15分余り。手前でもっと早く降りていれば、20:40には着いていたと思うが、まぁいい方だろう。

     


     電池切れ前、ラストの一枚。バスが右折するところを何とか撮影。


     出直して、夜間に強いデジカメで撮ったのがこれ。バスが続けて右折して行った。

     

     地元に着いたはいいが、電池切れで折角の銀世界が撮れなかったので、帰宅後、自宅と地元最寄駅との間を中心に撮りに行くことにした。持って出たのは、夜間とズームに強いデジカメ。時折風が強く吹き、コンディションが決していいとは言えなかったが、存分に撮ることができた。

     21:25頃、地元最寄駅付近の交差点に立つ。途中で抜いたバスの連続が赤羽駅方面に右折して行くのが見えた。筆者の乗っていたバスは、順番通りならそのまたずっと後方にいたと思うが、何とも言えない。仮にそうであれば、小豆沢から地元駅近くまで、バスは少なくとも1時間はかかったと思われる。渋滞の理由は定かではないが、その交差点から先、赤羽岩淵方面の道路はそこそこ動いていたことを考えると、交差点での右折に伴う渋滞が一因だった可能性はある。ともあれ、大雪時のバス利用は避けた方がいいことがわかった。

     


     

     23日(火)は、積雪量からして自転車がNGなのは明白だったので、おとなしく電車で通勤。上野東京ラインの列車はなぜか空いていて、クロスシート席に座れた。沿線の雪景色を撮るには打ってつけ。

     写真は、雪国モードの尾久車両センター。

     

     24日(水)は、大雪が降った翌々日。通行量が多い道なら、それなりに走れるだろうと考え、様子見がてら自転車で出勤してみた。予想通り、クルマがあまり通らない道路は除雪が行き届いておらず、ひと苦労。ただし、ひどいところ、スッキリしているところの差というのもあって(日照の加減にもよると思うが)、住宅街では戸別、商店街では店別(または複数店舗で協力)に差が現れるというのが実態のようだった。除雪の状況で、その土地柄がわかると言ってもいいかも知れない。仮に"Not in My Back Yard"的な考えの人だと、公道を除雪するといった発想は出てこないだろう。だが、雪を放置すれば、それが凍結し、思わぬ事故につながるおそれがある。心したいものだと思う。

     そんなこんなで安全最優先で走行。いつも以上に時間がかかった朝だった。夜は上野まで自転車で行き、電車で帰宅。体力を温存し、翌朝のマイナス4℃に備える。

     


     旧中山道にある坂町商店会の24日朝の様子。坂町というだけあって、多少のアップダウンがある。除雪状況は良好な方だと思う。


     都電荒川線の庚申塚電停。雪はまだまだ残っていた。


     巣鴨地蔵通商店街は、雪も何のそので朝市らしき催しの準備中。


     「木曜日は記憶に残る寒さ」…その通りだった。(weathernewsの予報では−3℃)

     

     25日(木)は、とにかく寒かった。朝方の最低気温マイナス4℃台というのは、1970年以来48年ぶりという。写真でその寒さを伝える術がないので、この一枚といったものがないが、地元駅〜上野は電車、上野〜勤務先は自転車という組み合わせにせざるを得なかったのが、厳しい寒さを示す一つの記録。自転車で移動している間は、大いに堪えた。

     


    第4週(22〜27日)の東京の最低気温はずっと氷点下。最大瞬間風速も連日10m以上!

     

     そして26日(金)。この日も朝は上野から自転車で職場へ。週末につき、帰りはまた上野までという訳には行かないので、自転車で自宅に直行する。

     氷点下という寒気に加え、風が時に強く吹く。「経験したことのない体感温度」といっていい状況だったと思う。速くこげば運動量は増すので、内側から暖かくなりそうなものだが、速さが増せば風当たりが強くなるので、効果なし。指先、足先がとにかく冷え、途中で暖をとらないと進めない状態だった。東洋大学の学食を出た後は、3kmほど走ってローソンで、その後は1km半ほど行ってファミリーマートで、といった具合に休みを入れ、冷えを和らげる。その後は、スーパーでもひと休み入れて、何とか帰り着いた。自宅の暖かさが身に染みた夜だった。 

     


     

     1月第4週は、「寒極まる」という表現がぴったり来る。路上には雪がまだ残る中、早いもので2月になった。そして、本稿を書いている最中に、外はまた雪模様。翌朝が気がかりだ。

     

     

     

     

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    第489話 2017年15大ニュース(後編)(2018.1.15)

     

     前回に続き、「2017年15大ニュース」の後編(7位→1位)をご紹介します。

     


    7.乗り降り旅2017

     

     例年よりもペースは落ちたが、乗り降りしたことのない駅を訪ねる旅はそれなりに実行。国内の鉄道駅(筆者基準による)の3分の2にあたる3,200駅に到達したのは、一大トピックだと思う。(駅ログ→#3200

     駅探訪をテーマにしつつも、2017年は路線の全区間乗車(いわゆる「乗りつぶし」)も重視して臨んだ。初めての乗車で、一気に完乗となったのは、JR九州の後藤寺線と篠栗線、弘南鉄道の弘南線、そして、名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)の四つ。これまで一部区間には乗ったが、全区間は未乗だった路線のうち、2017年に達成できたのは三つ。男鹿線の出戸浜〜男鹿、飯田線の辰野〜豊川、久留里線の久留里〜上総亀山をこなし、完乗となった。

     沿線の眺望を満喫してこその完乗という意味では、五能線が挙げられる。川部から五所川原までは辛うじて明るさが残っていたが、その先は暗くなってしまって、海沿いを走る夜行状態だったという経験がある五能線。6月の旅で、然るべき乗車を果たすことができた。

     対応する「駅ログ」は下表の通り。

     

    後藤寺線

    新飯塚

    篠栗線

    城戸南蔵院前&篠栗

    弘南線

    弘前 黒石

    あおなみ線

    名古屋 金城ふ頭

    男鹿線

    追分 男鹿

    飯田線

    飯田

    久留里線

    上総亀山

    五能線

    千畳敷

     


     後藤寺線の田川後藤寺駅。写真の車両はJRではなく、平成筑豊鉄道の400型「なのはな号」。


     篠栗線は、桂川から吉塚まで。この時は、新飯塚から直通で吉塚へ。


    弘南線弘前駅「切符売場」


    あおなみ線は全11駅


    男鹿線脇本駅


    飯田線大嵐駅


    「久留里線で行くお出かけスポット!」


     五能線の絶景スポットの一つ「行合崎」(広戸〜深浦)

     

     6/9〜11の旅では、「津軽フリーパス」に2日間お世話になった。パスの有効エリアの都合上、津軽鉄道(左写真)は五所川原〜金木の往復にとどめたため、「初乗車にして完乗」は果たせず。それでも、東北エリアで利用したことがなかった最後の鉄道だったので、これで東北+関東の範囲では、全鉄道会社の乗車経験ありと相成った。(北海道は「道南いさりび鉄道」、新潟県では「えちごトキめき鉄道」がまだ。この二社をこなせば、東日本と西日本の二大区分上では、東日本側の鉄道会社は全て利用済みとなる。)

     鉄道会社別での「1社全駅」は、箱根登山鉄道(→小涌谷と京成(→大森台&おゆみ野で達成することができた。(関東の大手私鉄では、東武がまだ。乗降済み120に対し、未乗降は85駅…まだまだである。)

     JRの路線で特筆すべきは、東海道本線の東京〜豊橋の範囲で、全駅乗降済みを果たしたということだろう。(駅ログ→新居町&鷲津
     
     2018年も引き続き、乗り降りに励もうと思う。

     


    6.トランクルーム

     

     第469話に書いた通り。3月から使い始め、かれこれ10か月になる。5月のうちに予定していた分を大方運び終え、トランクルーム内で順次片付けに入るつもりが、そこで収まりがついてしまうと、妙な安心感とともについ保管モードに。とりあえず、「同ジャンルの資料がどのくらいある?」というのは、運び込んで集約していく中で概ね把握することはできた。2018年は、ジャンルごとに改めて仕分けを進め、減量していこうと思う。

     自室の方は、おかげで多少の空間的余裕はできた。さらなるゆとりができるよう(トランクルームを活用しながら)、片付けを進めるつもりだ。

     


    5.CNET Japan Live

     

     IT系のニュースサイトがメインの会社にいて、筆者が関わっているのは鉄道関係のサイト。ただし、部署は媒体別ではなく、横断的に「編集部」というのがあって、そこに所属する形になっている。あいにく、IT媒体系の方々と普段話をすることはない。(ITインフラを支えてきた大手メーカーに勤めていた身ゆえ、昔話でよければ話はできると思うのだが...)

     社内ではそんな具合でも、鉄道とITは、現実社会では今や密接不可分。それを象徴するテーマが設定され、IT系媒体挙げての年に一度のイベント「CNET Japan Live 2017」の基調講演の一つに、「IoT×AIで実現するJR東日本の技術イノベーション」(→記事が組まれた。こちら、関係各位のご尽力あってのことだが、筆者の伝手で実現したことになっている。鉄道もITも“つなぐ”“つながる”が本分だとすれば、つなぎ役というのは願ってもないお役。光栄な限りである。基調講演ほか、イベントは総じて盛況だった。(JR東日本の執行役員Nさんはじめ、同社の皆様には重々御礼申し上げます。)

     イベント会場では、展示ブースも展開。「鉄道コム×Microsoft Azure」(→参考と題したコラボ企画がその一隅に設けられ、設営と展示説明などのお手伝いもさせてもらった。いい勉強になった。

     


    4.新幹線YEAR

     

     第475話の通り。6月時点では、新幹線5本で乗車距離約3,600kmだったが、その後、浜松・名古屋の旅で、

    月日

    乗車区間

    列車名

    車両形式

    乗車距離

    7/24

    名古屋(18:33発)−東京(20:13着)

    のぞみ42号

    N700a

    366.0

     に乗車。2017年の新幹線乗車は合計で3,991kmとなった。自分にとっても、"新幹線YEAR"である。

     


    3.二人旅×4、三人旅(九州北部など)

     

     2017年の夫婦二人旅は、先回の8.に記した青森・秋田の旅のほか、保養所関係(第479話)での熱海(2/11-12)と那須(8/11-13)があり、これに先述の浜松・名古屋の旅(7/22-24)を加えた4回。これらをまとめても十分大きなトピックなのだが、2017年はもう一つ、父同行の三人旅(一部日程)もあり、それらをあわせての上位ランクにした。

     三人旅は、2016年6月の鳥取旅行に続き2回目。出発したのは5/17の夜で、そこから4泊5日という長めの設定。父とは広島で合流することにし、5/18は広島を起点に、小倉、宇佐#3182、由布院#3185の順に周遊した。5/19は日田#3188を観光した後、日田彦山線#3190、後藤寺線、福北ゆたか線などを経て、福岡市内に入り、レンタカーで宇美町を経由しつつ、国道386号(朝倉市)などを進み、筑後川沿いの原鶴温泉へ。5/20は再び国道386号を使い、太宰府などを巡った後に久留米入り。5/21は高良大社、平塚川添遺跡公園などに寄りつつ、福岡市内に戻るという行程だった。三人旅は、レンタカーを返しに行く途中、九州国立博物館まで。その後は二人で、箱崎(レンタカー返却)→博多→東京の順で帰途についた。

     鳥取旅行の4か月後に、鳥取県中部地震があったのには驚いたが、この九州の旅でも2か月が経たないうちに九州北部豪雨があり、ただただ驚愕。日田をはじめ、訪ねた先の多くで大きな被害が出た。特に「朝倉」の名が大きく報じられたのには目を疑わざるを得なかった。(この場を借り、お見舞い申し上げます。)

     以下、大分・福岡両県で撮った写真を紹介する。


    初めての宇佐神宮


    鏡のような金鱗湖


     由布岳を眺めつつ、由布院駅へ


     日田市の観光エリア、豆田町(御幸通り)


     花月川橋梁からの眺め。豪雨ではこの橋梁が流され、久大本線の日田〜光岡が長期不通に。


     日田彦山線の宝珠山駅。県境の駅として知られるが、豪雨により今は休止中。日田彦山線は、夜明〜添田が長期不通となり、復旧の見通しは未だ立たず。


     筑後川の眺望スポット、山田堰展望広場にて(水害はこの辺りも顕著だったと思われる)


     うきは市(筑後吉井)の「蔵しっく通り」。白壁が特徴的。


     朝倉の水車群の一つ「三連水車」。豪雨で土砂に埋まってしまった一帯にある。


     朝倉市の隠れたスポット、「朝倉橘広庭宮跡」


    太宰府天満宮(本殿など)


      太宰府天満宮の裏手にある天開稲荷神社。鈴は干支別に設けられている。


     太宰府観光列車「旅人」(たびと)。この8000形は9月に引退。(太宰府駅でズーム撮影)


     筑後国一の宮、高良(こうら)大社。本殿や拝殿など、この時期は「平成の大修理」の最中だった。(→参考


     高良大社の展望台からの眺め(久留米の市街地方向)


     同じく展望台から、筑後川、九州自動車道、その先の朝倉市(右側)など


     レンタカーを使えば、アクセスしにくい駅も楽に来れる。こちらは、甘木鉄道の甘木駅。


     甘木駅から西鉄甘木駅はすぐ近く。両駅とも、いずれ鉄道で訪ねたいと思う。

     新幹線に乗るまでの間、アミュプラザ博多で過ごす。締めのお参りは、屋上の鉄道神社(→参考)で。

     


    2.周年関係

     

     2017年は、

     ・東京モノローグ20周年
     ・東京に戻って来て30年
     ・国鉄からJRになって30年

     といった節目の年だった。主に「どこに行ったか」を記録するのを本格的に始めたのも1987年のことなので、その点でもアニバーサリー。その30年のうち、3分の2にあたる年数の中でのあれこれが、本稿「東京モノローグ」を支えてきた?というのが、また凄いというか、呆れるというか... 何はともあれ、継続は何とやらだと思う。 


     30周年記念イベントの一つとして、「JR東日本お客さま感謝祭」が池袋・文化会館で開催


    地下鉄開通90周年ロゴマーク

     

     他には、第483話に綴った「東急池上線90周年」があり、東京メトロでは「地下鉄開通90周年」の記念イベント等が開催。その一つ、中野車両基地のイベントに行けたのは幸運だった。1987年4月〜1991年3月にお世話になった母校が、学園創立100周年を迎えた年でもあった。

     せっかくの100周年なので、久々に文化祭に行ってみたし、記念行事の「全学ホームカミングデー」にも出かけた。歴史を感じるというのもさることながら、ただ感慨深い、そんな心持だった。


     全学ホームカミングデー(12/9)。澤柳記念講堂では、学園長と学長の挨拶など。


     キャンパスツアーにも参加。成城池、3号館、8号館、法学資料室、図書館の順に廻る。


     2016年9月に開設された法学資料室。在学中にこれがあれば、より勉学に励めた?


    100周年記念グッズ?の数々

     

     東武鉄道は創立120周年。その目玉として登場したのが、SL「大樹」だった。那須での2泊3日では、その2日目(8/12)にクルマで遠出し、新高徳駅でその姿を見送った。圧巻だった。

     そして、2018年で平成は30年。月日の経つのは早いものである。

    2017.12.23、一般参賀にて

     


    1.自転車生活

     

     2017年の日常や移動に欠かせなかった自転車。行動範囲が広がったし、訪ねたことのなかったエリアもあちこち開拓できた。ランチに出かける店も(「ランチパスポート」の範囲拡大との連動で)いろいろと試せた。体力の方もそれなりについた?と思う。(自転車通勤関係の話題 → 第471話第477話第487話

     「続々 東京百景」の方も、#031を皮切りに、自転車で出かけた先や、その道中で撮ったものが増。1月上旬現在、81ある写真のうち、21件が該当する。自転車がなければ、ここまで行かなかったと思う。

     なお、11/29以降、自転車通勤ルートは、それまでの中十条・紅葉橋経由のルートから「旧中山道ルート」(点線)にシフト。かなり快適になった。(参考→「#075 旧中山道仲宿交差点角」)


    *巣鴨駅から先、神保町までは概ね白山通りを経由

     


     

     2018年は、いよいよ第500話に到達する。(「続々 東京百景」はそれまでに完結予定) 引き続き、ご高覧ご高配のほどを。

     遅ればせながら、本年もよろしくお願い申し上げます。

     

     

     

     

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    第488話 2017年15大ニュース(前編)(2018.1.1)

     

     新年あけましておめでとうございます。

     恒例の「10大ニュース」。2017年も10では収まらないので(というか、単にまとまらないだけ?)、2016年に続き、「15大ニュース」に拡張してご紹介します。

     今回はその前編として、15位→8位。ひとつご笑覧?のほどを。

     


    15.電子マネー

     

     第440話「2015年10大ニュース」の10.のその後。当時のメインは、SuicaとEdyだった訳だが、2017年は多少入れ替わりがあり、メイン×1、サブ×3という感じになった。

     メインは、ビックカメラSuicaカードとセットのSuica(定期券のSuicaはバックアップ)で変わらず。サブでは、東京メトロのクレジットカード「To Me CARD」付属のPASMOが加わった。初年の年会費無料に乗じて、とりあえず一年間使わせてもらい、オートチャージで付加される分をこまめに利用した。(カードは1月中には解約する予定なので、電子マネーとしてのPASMOの利用もなくなる見込み。)

     サブのもう一つは、「SMBCデビット」(Visaデビット)。9月半ば、三井住友銀行のサイトで見つけ、年会費無料というのですぐに申し込む。電子マネーとデビットカードが一体になった一枚で、チャージする必要がないのが最たるメリット。タッチ=口座からの引き落としという仕掛けは画期的だと思う。コンビニで使う時は、デビットだと通じないので、「iDで」というのがポイント。ささやかだが、SMBCデビットで支払うと、0.25%分キャッシュバックされるという特典もある。(10,000円で25円)

     サブの三つめは、nanaco。セブンイレブンでは、他の電子マネーを使うことはまずなく、専らnanacoで決済している。チャージするタイミングは、セブンイレブンが新規開店した時。3,000円チャージで〇〇をプレゼント(写真右側はその一例)といったプレミアがあれば、まずそれに乗る。

     かつてのメインの一つだったEdyについては、9月にチャージし、その月にファミマなどでせっせと使って残高が2桁になったところでストップ。SMBCデビットが届いたのと引き換えに今は使わなくなっている。

     2018年はどういう展開になるやら...

     


    14.新調ネタ

     

     第469話では、ソーラー電波タイプの腕時計について紹介した。常に正確な時刻を知ることができるのは何かと心強い。必需品だと思う。

     腕時計のほかに日用品で新調したのは、普段履きの靴。今や定番となった「Bio Fitter」を5月と8月に買った。9月以降は、この二つ(色違い)を順番に履くようにしている。雨にも強く、コンディションを気にせず徒歩移動できるようになった。

     冬用のコートも良質なタイプに。ある意味、衣替えである。細君がいいタイミングで買って来てくれて、ここ1か月ほど、ほぼ毎日着用している。ありがたい限りだ。


    Bio Fitter BF-2911(黒)

    コートはこちらのブランド

     あとは、PC用の小さな机を5月に調達。トランクルーム効果で、少なからず自室のスペースが広くなったことによる。きちんとした机の上で作業すれば、それなりに捗りそうなものだが、そこはどうにも怪しい。

     


    13.アクシデント

     

     犬に噛まれた話は、第474話に記した通り。これはまだいい方で、大なり小なりさまざまなアクシデントが起きた年だった。とにかく気を付けようと思う。

     


    12.記念館、博物館

     

     「〇〇館」の類は、ちょくちょく出かけているが、2017年はかねてから気になっていた「館」を訪ねる機会が少なからずあった。

     初めて出かけた分を挙げていくと、

     

    【東京近郊】
     ・鈴廣かまぼこ博物館(2/12)
     ・文京ふるさと歴史館「明治・大正の本郷を訪ねて−新撰東京名所図会展U−」(2/18)
     ・東京ゲーテ記念館「ゲーテの著作」展(4/8)
     ・川口市立科学館「ありがとう京急デハ230形236号〜また会う日まで」(5/3)

     

     

    【旅先】
     ・吉井歴史民俗資料館九州歴史資料館(5/20)
     ・太宰治記念館「斜陽館」、立佞武多の館(6/10)
     ・リニア・鉄道館(7/24)

     といった具合。食文化、地域文化、文芸、歴史、鉄道といろいろだが、どれも見応えがあり、数時間過ごした館もあった。(この中での最長は、リニア・鉄道館。実に5時間近くを過ごした。→参考


    福岡県小郡市にある九州歴史資料館

    陽光の中の斜陽館

    立佞武多の館。実物はやはり違う。大画面での映像も感動モノだった。

    リニア・鉄道館での922形ドクターイエロー

     

     無料観覧日や招待券で訪ねたのは、

     ・東京国立近代美術館「MOMATコレクション」、東京国立近代美術館工芸館「動物集合」(所蔵作品展)、科学技術館(招待券入場)(4/2)
     ・東京国立博物館 表慶館「フランス人間国宝展」(10/15)


    近代美術館工芸館

    表慶館

     が挙げられる(国立が三つ!)。今更ながら、年の前半に集中していたことがわかった。秋はいったい何をしていたのやら...

     


    11.温泉いろいろ

     

     温泉ファンの方からすればどうという話ではないと思うが、筆者としてはそれなりに温泉にご縁があった年だった。

     招待枠での大江戸温泉物語(1/21)に始まり、2/11には熱海の保養所、5/18〜20は九州の三つの温泉(第474話の後段)と例年にないペース。九州の次は、一気に青森へ飛び、6/10に五所川原市にある「天然温泉エルムの湯」へ。そして、NEC那須リゾート(8/11・12)と続く。直営保養所の件は、第479話に書いた通り。保養所納めをする中で、温泉利用が増えたと言ってもいいかも知れない。

     これまた今秋以降は温泉に行っていないことがわかる。何をしていたのやら...


     大江戸温泉物語での“SUKE3×SYU”のアトラクション

     熱海保養所の浴場。2017年に一度でも行けてよかった。
     2017年の温泉としては最北…「エルムの湯」

     


    10.工場見学

     

     2016年に比べれば回数は減ったが、鉄道の車両基地イベントはそこそこ出かけ、そのうち初めて訪ねたのは3か所あった。この3か所、どれも意義深く、学ぶところ大だった。

     

    京急ファインテック久里浜事業所「京急ファミリー鉄道フェスタ2017」(5/28)

     なかなか行けずにいたが、ようやく叶った。天気が良すぎて、5月とは思えぬ暑さ。風も強く、外にいる間は灼熱と土埃のフェスタといった趣だった。


    京急ならではのラインナップ

    主工場(ここは涼しかった)

    赤い電車、黄色い作業車、緑の小山、青空...

     浜松工場と言えばドクターイエロー。出かけたのはこれ目当てと言ってもいい。

     リニューアルした検修場での台車枠の様子。JR西日本の「N700A」では重大インシデントがあったので、浜松工場でも何らかの見直しがされていると思われる。

     工場見学ではこうしたパネルが随所に。しっかり見ていると時間がかかる。浜松工場では結局3時間近くを過ごした。

     

    JR東海 浜松工場「新幹線なるほど発見デー」(7/23)

     JR東海を含め、2017年はJR発足30周年という節目の年。工場はリニューアルを行い、リニューアル後では最初の一般公開を兼ねた記念すべきイベントだった(→PDF)。検修場などでは、作業のラインが合理化され、総じて整然とした印象を受けた。名称通り「なるほど発見」的な要素も多々。多くの苦労や工夫の積み重ねによって新幹線が日々運行していることがわかった。

     

    中野車両基地 一般公開(12/10)

     普段公開されることがない東京メトロ(丸ノ内線)中野車両基地。公開イベントが行われるというのでダメもとで応募したところ、めでたく当選し、参加することができた。SNSやブログ等でその内容を発信するのはご遠慮云々とのことなので、詳しい話は控えるが、とにかく貴重な体験ができた。

     

     ここまでは車両基地、即ち車両工場に関する話。工場見学という括りで言えば、キリンビール横浜工場での「一番搾り おいしさの秘密発見ツアー」(11/3)もある。

     ここは一度来ていた筈だが、どうも定かではない。2016年10月に見学コースがリニューアルされたということなので、少なくとも新しくなってからは初めて。工場見学は60分、試飲は20分(3杯)というボリュームで、見応えも飲み応えもある80分だった。比較的行きやすい場所にあるので、また足を運ぼうと思う。


     モノクロで撮るとまた違った雰囲気になるというので言われた通りに撮影。糖化。麦汁濾過、煮沸など、工程順に釜が並ぶ。

     ビールの試飲では、リニューアルした「新・一番搾り」、一番搾りの「とれたてホップ」と「黒生」をいただく。
     味もよければ色もいい…「とれたてホップ一番搾り2017」

     


    9.久々の達郎ライブ

     

     第473話に綴った通り。やはりライブに限ると思う。

     8月には、かつてのプロモーション用アルバム「COME ALONG」「COME ALONG 2」に続く「COME ALONG 3」(→参考PV)が発売。この年にまさか続編が出るとは...というのが正直なところだが、ファンとしてはたまらない。何年振りかに達郎CDを買うとともに、「夏だ! 海だ! タツローだ!」を堪能することができた。

     


    8.弘前、黒石、五所川原など(青森・秋田の旅)

     

     「お先にトクだ値スペシャル」で、東北新幹線(上野〜新青森)が半額の8,560円。このきっぷが取れたことを受け、青森、秋田の旅に細君と出かけた。6/9〜11の2泊3日。筆者のテーマは、東北新幹線完乗、青森県のローカル私鉄乗車(弘南鉄道完乗+津軽鉄道初乗車)、弘前・黒石・五所川原観光、太宰治ゆかりの地探訪、日中時間帯の五能線完乗、男鹿線完乗・・・。

     対応する「駅ログ」は、以下の通り。

     (6/9) 新青森 / 弘前(弘南線起点) / 黒石

     

     黒石市は初訪問。JR沿線でないためか、いい意味で鄙びていて、古き佳きというのがピッタリくる町だった。


     木製の庇「こみせ」が続く「中町こみせ通り」。重要伝統的建築物群保存地区などに指定されている。

     昔ながらの造り酒屋の一つ「中村亀吉酒造」

     

     (6/10) 川部(五能線起点) / 五所川原・津軽五所川原 / 金木
     (6/11) 追分(男鹿線起点) / 男鹿

     

     以下は、津軽エリアを代表する山、岩木山を背景にした写真をピックアップしたもの。気が付けば岩木山、そんな感じだった。 


     弘前に向かう車中で撮った岩木山(川部〜撫牛子)。不思議な形の雲が出ていて、この後しばらく雲を撮ることになる。

     黒石行きの弘南線車内で撮影(津軽尾上〜尾上高校前)。直線距離で20数km離れているが、よく見える。

     弘前城天守と岩木山。時刻は17時半過ぎ。日はまだ高かった。

     6/10〜11の宿泊先(パークイン五所川原エルムシティ)から見た岩木山

     

    *この他の沿線風景などは、次回の15大ニュース「前編」でまた紹介しようと思う。

     帰りの「お先にトクだ値スペシャル」はさすがに確保できなかったので、「トクだ値30」で、秋田新幹線に乗車(秋田→大宮)。スペシャルではなかった訳だが、週末の上り列車ということで、何とか押さえた感じだった。取れていなかったら、旅行は成り立たなかったと思う。

     


     

    ...次回、第489話(後編)へ続きます。 


     

     

     

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