随筆「東京モノローグ2017」(7−8月期)

 

随筆「東京モノローグ2017」(7−8月期)
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 第479話 直営保養所の終わり

 第478話 熱中症

 第477話 自転車通勤〜ルート開拓篇

 第476話 自己流プレミアムフライデー

 

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    第479話 直営保養所の終わり(2017.8.15)

     

     大手企業に勤めていてよかったことの一つに、保養所の存在があった。申し込んで当たれば、リーズナブルに1泊2食(または2泊4食)が楽しめ、温泉つきであればなお幸い。「保養」が主たる目的だと思うが、周辺や近場の観光などの拠点としてももちろん使え、立地によっては至極便利。そして何より、その"ホーム"な感じがありがたかった。

     細君が会社と接点がある限りは、筆者も利用可能。在職中もせっせと利用していたが、退いた後も年に一度はどこかしらの保養所に出かけては、ゆったり過ごさせてもらっていた。が、それももうおしまい。保養所の閉鎖が決まり、9月末日の宿泊(=10月1日のチェックアウト)を以って終了という話になってしまったのである。寂しい限りだ。

     今から申し込んでもどうにもならないので、計らずも最終利用になってしまったのが、8月11日〜13日(2泊3日)のNEC那須リゾート。今回はそのレポートを中心に、現時点で残っている他の直営保養所(特に利用最終日)の様子を紹介する。

     

    NEC那須リゾート

     


     NEC那須リゾートの外観。那須と言っても広く、立地は結構奥の方。栃木・福島の県境まで、直線で3km余りの地にある。


    この看板も見納め...


     ロビーにあたるスペースには、お土産コーナーがある。後方の吹き抜けの下には、温水プール施設「クアガーデン」が展開。


     3階ロビーから、2階のクアガーデンを見下ろす。左側が遊泳ゾーン、右側がリラックスゾーン(ジェットバス仕様)といった区分になっている。遊泳の方は人がいると泳ぎ切ることができないため、これまでご縁がなかったが、チェックアウト前夜にようやく1往復泳ぐことができた。(体力的にそれが限界とか?)


     2010年8月に来た時に撮ったクアガーデン。天井には華やかな幕が飾られていた。(まだ景気がよかった?) 後方の大きな窓の先は、レストラン(3階)。


     レストラン入口(3階)。室数が多いので、レストランも広め。


    レストラン天井部。高さがあり、開放的。


     レストランの奥には、テラスがあり、眺望を楽しめる。今回は雲海を望むことができた。山並みは、県境にあたる(推定)。山の向こうは福島県。


     夕食メニューは2パターン。8/11は、この面に記載の通り・・・鱸(ポアレ)、鱧(湯引き)、カジキマグロ(竜田揚げ)の魚3種が特に美味だった。おしながきに載っている他に、ビュッフェスタイルでいただける品々もある。


     8/12の夕食メニューはこんな感じ。那須リゾート最後の晩餐につき、果実酒の飲み比べセット(右下)もいただいた。アルコールも手伝って、ついつい食べ過ぎてしまった。


    ビュッフェでのデザート類。こちらは別腹?


     朝食は全面的にビュッフェ。取り急ぎ盛ってきた品々を、ドリンクコーナーの前で撮った(記念の一枚)。「那須のおいしい牛乳」がポイント。


     こちらは2010年8月の朝食ビュッフェの様子。当時の牛乳は、「北那須のガンコじいさんの牛乳」(900mlで税抜540円)だった。


     保養所の案内図。本館にあたる建物の外に、弧状の宿泊棟があり、「スカイウォーク」と称する通路(3階)で結ばれている。客室からレストランや温泉などに行く時は、少々時間がかかる。


     日中時間帯のスカイウォーク(客室側からレストラン入口方向)


     夜になるとライトアップされ、「スターライトウォーク」に(レストラン入口側から客室方向)


     客室(2人用洋室)。保養所というよりは、ホテルの一室のような佇まい。(他の保養所は基本的に和室)


     クアガーデンや温泉浴場と同じフロアにある「リラックスゾーン」。利用者は多い。


     リラックスゾーンの隣には、カラオケルームも。カラオケ設備がある部屋は、全4室。稼働状況は不明。


     卓球台も3台あって、なかなかの人気。部屋の名前は「卓球ルーム」にしてもよさそうだが、昔から「多目的ホール」。

     

     那須の他には、熱海と軽井沢がある。筆者が入社した当時は、全国に12(那須はまだ)の直営保養所があって、興味深くその分布をチェックしたものである。熱海と軽井沢以外で、1回でも利用したのは、上宮田保養所(三浦市)、山中湖紅富士荘(山中湖村)、下田荘(下田市)、飛騨山荘(下呂市)、賢島保健センター(志摩市)、湖畔荘(大津市)の6か所。逆に、白布高湯山荘、河口湖荘、蓼科山荘、阿蘇山荘の4か所はご縁がなかった。まぁ、よく利用した方だと自分では思う。

     

    熱海保養所軽井沢山荘

     


     熱海保養所の外観。熱海駅から歩いて行けるので、とにかくよく利用させてもらった。駅の裏手の坂道を延々と上る必要があったが、着けば温泉が待っている・・・そんな設定がまたよかった。


     浴場の様子。決して広くはないが、コンパクトな分、リラックスできた。貸切で使える確率が高かったのもポイント。


     熱海の客室は、別館も含め全て和室。布団の上げ下ろしは自分でするシステムだった。


     朝食の一例。ビュッフェスタイルで、好きな物をいただける。熱海だけに、干物やしらすが食べ放題なのがまた...


     夕食はこんな具合。控えめに見えるが、結構満腹になる。(メニューは右の通り)


     熱海保養所での夕食、ラストメニュー(2/11)。どれも美味しかった。


     最終利用となった2/11の夕方。保養所に向かう途中の海側の景観はいつになく綺麗だった。駅周辺の建物、太平洋、大島…保養所がなくなっても、この眺めはまた見られる。それが救いだ。


     熱海保養所でのチェックアウト最終日となった2/12。9時半過ぎの太平洋と大島を撮った。我ながら傑作だと思う。



    「軽井沢山荘」の入口。看板に歴史を感じる。


     山荘というだけあって、建物はひっそりした印象


    館内は至って美装かつ明るめ


    しかし客室は和テイスト(このギャップが何とも)


     信州産の食材を多く使った夕食メニュー(2016年7月17日)


     朝食(ビュッフェ形式)も和洋折衷な感じ。写真は一例。

     


     

     那須を加えた13か所になった1996年がおそらく保養所全盛期で、その後、ポツポツと減ったかと思ったら、那須、熱海、軽井沢の3か所を除き、一気になくなってしまうという一大局面が到来(2008年末で終了だったかと)。当時も結構ショックだったが、今回はさらに衝撃だった。時代の流れと捉えるにはあまりにも...である。

     気になるのは、閉鎖後の保養所の動向。取り壊してどうこうというのはないだろうから、おそらくどこかが買い取って、多少テコ入れして営業するものと思われる。引き続き利用できればいいのだが。

     

    おまけ

     


     一般公開されている「NEC直営保養所ガイド」のホームページ。これも9月末で終了か。


     ホームページからは、保養所閉鎖のお知らせも閲覧可能。閉鎖理由などの詳細は記されていない。

     


     

     

     

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    第478話 熱中症(2017.8.1)

     

     エアコンのない部屋で長時間過ごしていて、熱中症に相当する状態になったことがあった。水分をとり、エアコンを強めにかけた部屋に移り、横になり、首筋などに保冷剤の類を当て、といった処置で何とか回復したが、以来、この手の状況にならないよう、気を付けていた心算だった。が...

     7月25日(火)は、朝から蒸し暑く、職場に着く頃には結構な汗で不快な感じだった。就業中は特に気になることもなく、予防策としてスポーツドリンク(粉末を溶かすタイプ)をとって過ごし、午前の部は終了。昼は、少々スパイシーなカレーを食し、早々に職場に戻る。カレーをいただいている間は、むしろ寒いくらいの冷房にあたっていたので、身体的には冷却済み。熱中症も何もなかろうと踏んでいた。

     いい意味で仕事に熱中していたためか、体調の変化に気付くのが遅れた。体は蒸し蒸しするものの、汗が出てこない。熱中症対策用の飴を舐めつつ、水分補給に努めたが、そのうち体がだるくなり、熱っぽくなってきた。急速に体を冷やさないと不味い場面である。職場は、フロア全体に空調は入っているが、今にして思えば涼しさが感じられない時間が長く続いていた模様。体内の熱がこもって、それが出て行かない。そういう状況だった。

     あわてて、最寄りのコンビニに行き、涼をとる。が、効かない。ならば、職場の冷蔵庫・冷凍庫に冷やすものがあればそれを... 総務の関係各位に救急用の保冷剤などないかと尋ねるも、私物だか何だかということで明答なし。会社として、室内熱中症の対応・対策が存在しないらしいことがこれでわかる。こうなると自力で何とかするしかない。思い立ったのは比較的近所にある保健所である。

     この時、汗が出ない状態を顕著に示していたのが両腕。熱中症の症状の例(→参考としては、「汗のかきかたがおかしい」、「体温が高い、皮ふの異常」といったものがある。腕に関して、この二つが該当し、何となく痺れる感じもあった。腕をさすりつつ、蒸し蒸しする街路をとにかく歩く。着いたのは15時50分頃だっただろうか(あまり覚えていない)。窓口で事情を話すと、対応してくれそうな部署に連絡してくれた。すぐに降りてくると言う。「助かった…」そう思った。

     1階の長椅子でぐったりしながら待機していると、すぐではなかったが、ほどほどの時間で係の女性が来てくださった。時間がかかったのは、あれこれ準備してもらったためというのがすぐにわかった。体温計、体温計を拭くためのアルコール綿(個別包装式)、経口補水液(ゼリータイプ→参照)、保冷剤、タオル、うちわ(熱中症対策デザイン)。早速、体温をという話になり、測定開始。測っている間に、症状や自分なりの対応などを伝える。1階は決して空調が効いていた訳ではないが、備えがそこにあること、話を聞いてもらえること、その安心感は大きく、気分的に楽になった。経口補水液も少しずつ摂る。と、体温計が鳴る。見たら37度ちょうどだった。熱い訳である。(筆者の平熱は36度台前半)

     体温がわかるや、次は保冷剤をということになり、タオルでくるむ形で首などに当てていただく。この状態で様子を見るという話になったが、1階だと何なので、係の方のいる2階へ移動する。外界との出入口がない分、涼しい。涼のある空間で、一定の対策をしながら過ごす。おかげでかなり緩和された。経口補水液の方も飲み終えた。

     ベンチシートで休むこと20分ほど。再び係の女性が来て、折角なので医療機関のご紹介などをと仰る。保健所の役割として、地域の医療機関への取り次ぎのようなものがあるのだろう。万一のこともあるだろうから、話を聞くことにした。2階にはそうした窓口(コーナー)がしっかり用意されていて、相談員然とした別の女性スタッフが控えていた。経過を話し、対策などを聞いた後、近在のクリニック、千代田区内の救急医療機関の情報をペーパーでいただく。一次救急は杏雲堂病院、二次救急は東京逓信病院。東京逓信病院の存在は、この時初めて知った。靖国神社の北側、JR飯田橋駅(西口)からは南へ400mほどの地に在る。職場からはそれなりの距離はあるが、知っておいて損はない。改めて体温を測ると、36.2℃に下がっていてひと安心。お礼を言って、保健所を出る。16時半になっていた。

     (自覚症状上の)熱中症により、勤務を中断して1時間余り。職場に戻ってからもしばらく安静にしていたので、少なくとも1時間半は仕事にならなかった。(その分は、月末の実働申告で勤務時間から引いてもらった。) 思わぬ事態になったが、大事にならずに済んでよかったと思う。保健所のありがたさ哉である。

     


    九段下駅5番出口すぐ。日本橋川近くにある千代田保健所。(7/27撮影)


    出入口には「ひと涼みしよう」の小さなポスターが以前から掲出。7/31に来てみたら、「熱中症に気をつけよう!」が追加。心強い。

     

     この日の「東京」の気温は、気象庁のデータによると最低29.4℃、最高32.7℃だった。外気もそうだが、最たる要因は室内の暑さだろう。筆者的に即効性があるのは保冷剤なので、26日は自宅からいくつか持って来て、冷凍庫に保管させてもらった。幸い、翌日の26日は、朝の大雨もあって、最低24.6℃、最高28.2℃と過ごしやすく、その次の27日も曇りベースにつき、24.2℃の26.7℃と涼しくて助かった。28日はまた暑くなったので、朝のうちから予防策を講じ、保冷剤も使った。この日は何事もなく、むしいろいつも以上に仕事をこなせたと思っている。

     8月はまた暑くなることだろう。油断せず、しっかり対策をとり、乗り切ろうと思う。皆さんもくれぐれもご注意を。

     


    保健所でもらった啓発用チラシ。7/25は「軽」と「中」の間くらいだったと思う。


    いただいた啓発用うちわ。「ひと涼みしよう」のスポットがもっと増えればと思う。


    対策用の飴(上:熱中飴、下:匠の塩飴)


    地元スーパーのPB「スポーツドリンクパウダー」。1リットル用で1パック58円(税別)

     


     

     

     

     

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    第477話 自転車通勤〜ルート開拓篇(2017.7.15)

     

     第471話では「桜篇」をお届けした。その後も自転車通勤は距離を半分にしたり、時にはお休みしたりと変則的ではあるが、一応続けてはいる。ルートについては、第471話に記した約12kmでほぼ変わりはないが、時間の方はさらに短縮し、最近では最速50分で行けることがわかった次第。要領がよくなったということだと思う。

     今回は、今のメインルートに行き着くまでの試行錯誤などについて。「ルート開拓篇」である。
    *地名等の羅列だとわかりにくいので、先に地図でお示しする。

     

      


     

    →[飛]→[駒]→[白]→[春]→

     当初は、赤羽駅から京浜東北線に沿うように進み、王子駅の北側から坂道を上がり、飛鳥山に出て、本郷通り〜白山〜白山通りというのが専らだった。この進み方だと、王子駅→飛鳥山→西ヶ原駅で上り坂、旧古河庭園→駒込駅で下り&上り、本駒込駅→白山駅で下り坂といった具合で、アップダウンが2回出てくるのが難点。西ヶ原駅、旧古河庭園を避け、染井銀座などの商店街を経由するルート(→[飛]→[染]→[駒]→[白]→[春]→)にすると、勾配が多少減るので幾分よかったが、アップダウンの数としては変わらず。別のルートを模索することになった。


     

    →[溝]→[新]→[道]→[湯]→

     アップダウンを避けるとなると、宇都宮・高崎線の東側、つまりできるだけ平地を進むのがいいということになる。京浜東北線に沿って南下するも、王子駅までは行かず、さっさと明治通りにアクセスし、尾久駅を経て、日暮里・舎人ライナーが見えたら、その五差路(田端新町一丁目交差点)をライナー沿いに西日暮里駅へ。あとは、道灌山通り、不忍通りと走れば昌平橋、淡路町と行き着く。坂らしい坂は道灌山くらいなもので、楽と言えば楽。だが、このルートの難点は、そもそもが遠回り(全長推定15km)なこと、交差点がとにかく多く、信号待ちの時間がかさむこと、幹線道路が意外と走りにくいこと。難点が複数あると、常用するのは厳しくなる。試しに、西日暮里駅辺りから脇道に入り、王子駅までほぼ宇都宮・高崎線沿い(明治通りの抜け道?)を走ってみたが、あまり快適な感じはなかった。土地柄、一抹の寂寥感があり、夜ともなればそれは一層。怖かったというのが正直なところかも知れない。朝も一度試したが、いま一つ爽やかな気分になれなかった。平坦であっても、走っていて気が乗らないのはちょっと、と思う。


     

    →[滝]→[巣]→[白]→[弥]→[茶]→

     宇都宮・高崎線などの三複線と埼京線との間の坂を上がり、北区の中央図書館付近まで行き、そこから明治通りへ。紅葉橋を通るその道は多少の勾配はあるが、至って走りやすく、ショートカットとしての意義も大きい。明治通りには、滝野川二丁目交差点で行き当たる。ここからは、都電荒川線の西ヶ原四丁目電停を経て、白山通り(中山道)をめざす。白山通りをそのまま南進すれば、概ねメインのルートになるが、千石駅南側で分かれる「旧白山通り」を進む手もある。千石から先、都営三田線沿いに志村方面まで通じているのももちろん国道17号(中山道)なのだが、この旧白山通りも国道17号。本郷弥生の交差点付近からは本郷通りになるが、これも国道17号で、御茶ノ水界隈まで行くとなると、西巣鴨〜巣鴨〜千石〜弥生〜とずっと17号ということになる。朝、御茶ノ水に寄りたい時は、このルートを使う。旧白山通りの方はまだいいが、本郷通りについては、自転車での走行はアウェイ。あまりお勧めしない。


     

    →[滝]→[大]→[小]→[春]→

     滝野川二丁目交差点を抜け、西ヶ原四丁目電停を過ぎ、そのまま都電荒川線に沿うように、大塚駅をめざすルートもある。都電の新庚申塚〜大塚駅前と並行する道は、栄和通りとか江戸通りという名称。大塚駅から先は千川通りを走ればよく、道なりに後楽園駅や東京ドームに出る。千川通りのいい点は、白山通りよりも勾配が少ないこと。金曜の会社帰りは、気持ちに余裕もあるので、このルートでのんびり帰ることがままある。(→道中の記録「#044 播磨坂下」)


     


     王子駅から坂を上ると飛鳥山に出る。奥に向かって進むと本郷通り。西ヶ原駅方面へなお坂が続く。


     西ヶ原駅、旧古河庭園の辺りの坂を回避する場合は、染井銀座を経由。霜降銀座など他の商店街と連続しているので、それなりに賑やかではある。


     平坦&遠回りルートでは、宇都宮・高崎線の横を通るパターンもある。朝はまだいいが、夜は結構暗い。


     道灌山通り。西日暮里駅から道灌山下交差点の間、緩やかな坂になっているが、こうして見るとあまり勾配を感じない。



     都電荒川線の西ヶ原四丁目電停を遠くに見ながら踏切を通過。電停に隣接する信号踏切を通ることも多い。


     都営三田線千石駅の南側から延びる旧白山通り。撮影場所は、本郷まで3km、日本橋まで6kmの地点。


     旧白山通りが本郷通りに接する地点。通りの名称は変わるが、「国道17号」としては連続。国道は右折で続き、新日本橋駅まで通じる。


     本郷弥生交差点での国道17号の標識。写真の奥に進むと、根津駅、鶯谷駅に出る。


     

     この他、上記ルートの途中から相互に組み合わせるパターンなどもあって、ルートの数はそれなり。あれこれ試して落ち着いたのが、第471話のルート、即ち「→[滝]→[巣]→[白]→[小]→[春]→」という訳だ。ポイントは、幹線道路をメインにしつつも、並行する一般道路があればそれを走った方が速いということ。巣鴨〜千石、白山〜春日などでは、それら脇道を組み入れ、より快適に走るようにしている。一般道路の良さはズバリ、クルマの通行量が少ないことである。

     脇道がない場合は、幹線道路の車道を走る。進行方向左側(=クルマと同一方向)であれば、車道を通行するのが今の自転車通行のルール。こちらとしては追い風である。歩道を走っていいのは、進行方向右側を走らざるを得ない時(クルマに対して逆走状態)。ただし、歩道というのは案外凸凹(または路面の不揃い)があって、ガタガタする分、ロスが生じる。走るなら車道だと思う。

     


     なだらかな坂になっている白山通り(千石と白山の間)。車道は広く、自転車も走りやすい。


     車道が広ければ、歩道も広い白山通り。ただし、歩道の路面は、クルマが出入りするところとそうでないところで不統一なため、自転車で走るとガタガタする。マンションなどの工事で、行く手を阻まれることも多々。


     白山通りの水道橋駅付近の様子。3月23日の朝は、まだ自転車用通路の工事中だった。


     左に同じ3月23日の夜。自転車用通路がしっかり整備され、清々しかった。このようにクルマの駐停車がない状態であれば、実に快適なのだが...


     車道の左端に記された「自転車ナビマーク」。この向きで走る分にはいいが、逆走はNG。


     交差点上に大きく描かれた青い矢印。その名は「自転車ナビライン」。このライン上、この向きであれば、自転車は堂々と車道を通行できる。

     

    (余談)自転車通勤を始めて気付いたことなど

     

    ・歩いていると感じないが、自転車だと少々の上り・下りを体感できることがわかった
    ・車輪との摩擦で点灯する方式のライトだと、やはりスピードが落ちる。簡易式LEDライト(百均で購入)を使うようにしてからは楽々である。
    ・車道の端に「自転車用通路」が整備されるようになり、総じて走りやすくなってきてはいる。一方、その通路上に駐停車するクルマが増えているのも実情。停めやすいためだろう。そのクルマを避けようとすると... とにかく要注意だ。
    ・本格的な自転車通勤関係者(プロ?)は、とにかく高速。その速さは、クルマを運転しているが如しで、見ていてヒヤヒヤさせられる。そこまで速く走る必要があるのか?というのが正直な感想だ。
    ・ヒヤヒヤとかヒヤリという例は他にもいくつかある。それらはいずれ「べからず集」などで紹介しようと思う。

     

    ・・・自転車通勤ネタ、次回は「初探訪エリア篇」を予定しています。

     



     

     

     

     

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    第476話 自己流プレミアムフライデー(2017.7.1)

     

     鉄道各社のリリースは、週末にかけて多く出される傾向がある。リリースを基に記事化するといった仕事をしている都合上、金曜に早く帰るというのは難しいのが実情。職場では、当月最終の金曜日に、プレミアムフライデーに沿ったアプローチとして、夕方に飲食を伴う催しを開き、勤務を切り上げる取り組みをしているが、大手を振って出られる余裕はおそらくない。その日は、可能であれば在宅勤務にしたいくらいである。

     世間で言うプレミアムフライデー、6月はズバリ末日の30日だった。リリース云々はあるが、有給休暇がとれないことはないので、あえて取得することにした。勤務時間の短縮に悩まずに済ませる状態を自分でつくる、そこにちょっとしたプレミア感を見出す。自己流プレミアムフライデーである。

     平日に休みが取れると、いろいろなことができていい。6月30日は、だいたい次のような過ごし方だった。

     地元の図書館に寄りつつ、自転車で西巣鴨へ向かう(途中、十条富士神社のお祭りを見物)。自転車は、西巣鴨駅に近い滝野川三丁目駐輪場に置き、あとは都営交通の周遊パターン。三田線を千石で降り、第472話に書いた東洋大学白山キャンパスの学生食堂に足を運ぶ。10時オープンなのがありがたい。朝・昼を兼ねて、カレーのセット(毎度の如く大盛)をいただく。これで日中にお腹が減る心配はなし。悠々動ける。

     


    道路拡幅工事で境内が縮小される予定の十条富士神社。こうした光景も今回で見納め?

    mantraのカレーセット。どうなることかと思ったが、空腹だったので完食。

     

     急ぐ用はなかったので、多少は長居できたが、途中から学生さんの数が増えてきたので、11時前に退席。白山まで歩き、三田線で一駅、春日〜門前仲町は大江戸線で移動する。

     この日に休もうと思ったのは、東京ビッグサイトで開かれる「第1回AI・人工知能EXPO」に行ってみたかった、というのが大きかった。都バスで会場に向かうルートはいくつかあるが、せっかくなので乗ったことのない路線を選び、[門19]にした。門前仲町が起点で、乗ったのは11:38発。終点のビッグサイトまで30分ほどかかるというのは承知していたが、豊洲付近でのスピードダウンなどが響き、会場(東棟)近くの「国際展示場駅入口」停留所に着いた時点ですでに30分オーバー。受付を経て、会場内に入ったのは12:25だった。

     「第1回」のイベントということで、初物志向で来てみたが、初回ゆえの不慣れな印象は拭えず、場内は混沌とした感じ。筆者もそうだが、「AI・人工知能」のワードに惹かれてとにかく来た、そんな来場者が多かったものと思われる。どこも人、人。通路が狭いエリアでは身動きもとれないし、情報収集も困難だった。こういう状況こそ、AIで予測して、最適な配置や動線を考えてほしいものだが、予想を超える盛況だったのだと思う。

     

     

     この手の催しは、複数のイベントが同時開催されるもの。「AI・人工知能」と同じ東6ホールではほかに、「キャラクター&ブランドライセンス展」と「コンテンツマーケティングEXPO」というのも展開され、それらは人出が少なかったので見て回ることができたが、東7・8ホールの変形レイアウトで開かれていた「先端コンテンツテクノロジー展」や、特設の「VR・ARワールド」などは行かなかった、というより会場分布をわかっておらず、行き損なった。東6の方で疲弊してしまい、頭が回らなかったのだと思う。ちょっと違うかも知れないが、これまたAIの助けが必要な気がした。会場のチェックイン状況を情報端末が把握していて、立ち寄っていないエリアがあると、「こちらがまだですが、よろしいですか?」などとアナウンスしてくれるとか... その辺も含めて、来年に期待しようと思う。

     帰りのバスは、再び[門19]。「東京ビッグサイト東棟」停留所から乗ることにし、13:46発を待つ。起点から二つ目なので、定刻を少し遅れた程度で来たが、終点の門前仲町に着いたのは14時半頃。往路よりも10分は遅い。平日日中なのにと思うが、月末だったせいだろう。より長くバスに乗ることができたという意味では、プレミアムだった。

     


     帰りに乗ったバス。ほぼ満席だったが、何とか座ることができた。座れなかったら、体力的に厳しかったと思う。

     ビッグサイトほどではなかったが、アメ横も混み合っていた

     

     この後は、上野御徒町で降りて、アメ横のドラッグストアで買い物をし(15時頃)、再び西巣鴨へ。自転車で家路につく。

     

     この日の駐輪場の利用時間は6時間弱だった

     

     プレミアムフライデーでありがたいのは、この時間帯に街中にいても、「今日は早帰りなので」といった顔ができること。地元のスーパー、ドラッグストアでも堂々としていられるし、来る東京都議会議員選挙の期日前投票も明るい時分に行ける。といった具合で、諸々所用がこなせてよかった。

     そんなこんなで帰宅したのは17時頃だった。時間的余裕があるので、エアコンのフィルター掃除などもできる。あとは、普段の帰宅後と同じような過ごし方。夕食を済ませ、「駅ログ」を綴ったりしていると、すぐに時間は経つ。総じて、早い一日だった。空いた時間で消費だなんだという点では、趣旨に沿っていないかも知れないが、自分なりにプレミアムな過ごし方はできたと思う。

     次回のプレミアムフライデーは、7月28日。休みを取るかどうかは今のところ未定だ。

     


     

     

     

    Copyright© 冨田行一<Kouichi Tomita> All Rights Reserved.

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