NPO小説「漂着モノログ」NPO小説「漂着モノログ」〜千と櫻のモノがたり

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舞台は荒川下流某所。漂流・漂着ゴミは川でも深刻。そのゴミをめぐって、様々なストーリーが...

用語補足

★文中用語等の解説は、こちらもご参照ください。→ 「漂着モノログ」REAL Version 「漂着モノログ」REAL Version目次

*順不同 (2009.1.13更新)

  •  〜月の巻

    読者の皆様におかれては、すでにお目通しとは思いますが、調査型クリーンアップを中心に繰り広げられる場面を本論とし、「巻」扱いにしています。巻=巻物、と捉えることもできますが、果たしてその心は? (読み進んでいくとどこかで出てくると思います。)


  •  〜月の巻 おまけ

    主にクリーンアップや漂着物に関する話題は、「巻」。そこから派生する諸々のストーリーは、「おまけ」と一応分けていますが、あくまで便宜上の区分です。通してお読みいただくことで、NPO小説としての楽しみが拡がると思います。


 

  •  CSR(Corporate Social Responsibility)

    一般的には「企業の社会的責任」と言われます。横文字に頼らないと責任を果たせないのか、という論調もありますが、当小説ではあくまで一般論(企業市民的行動、最低限の社会ルール)として用いています。


  •  RSB(River-side Bike)

    MTBはmountain bikeの略。つまり山道用なので、川沿いを走る時は、名称を変えた方がいいだろうと思い至り、造語を使うことにしました。登場人物の中では、業平、初音、辰巳がこの手の自転車を使っています。


  •  アラサー

    御年、三十前後。つまりアラウンドサーティー。略称「アラサー」。実際に英語で"around thirty"と呼ぶのかどうかはいざ知らずですが、何かと耳にしたので使うことにしました。若い順で挙げると、南実、櫻、千歳、業平の四人が該当します。


  •  ケータイ

    携帯と表記すると、「〜を携帯する」と混用しそうなので、カタカナにしました。千歳と櫻は訳あって不所持ですが、他の主だった登場人物は概ね所有しています。調査型クリーンアップではちょっとしたツールに早代わりしますが、通話やメールなど、ケータイ本来の機能を使う場面はそれほど多くは出てきません。現場に出ると、それどころではなくなるからです。


  •  18きっぷ

    現場を離れて小旅行に興じるシーンが九月の巻以降、チラホラ出てきます。出発地こそ特定しないながらも、その行程は限りなくリアル。特にJRを使った旅では、青春18きっぷに物を言わせ、普通列車を中心とした設定を多分に盛り込んであります。18きっぷを使い回す中で親睦を深めていく、というのもテーマ。必須アイテムなのです。


 

  •  センター

    某市、環境情報センターの略。階下は図書館だが、階上は不明。とにかく公共の建物の二階(ワンフロア)にセンターはある。常勤は、文花と櫻の二人だが、インターンが来たり、非常勤が入ったり、スタッフの顔ぶれは時に多彩。NPO小説、第二の舞台でもある。


  •  〜モード

    状態や状況を示すのに使い易いので、何かとこの「モード」が登場する。何種類あるのかは作者も掌握していない。(^^;


  •  リセット

    何度となくクリーンアップしてきたが、きれいサッパリというのはなかなか難しいもの。十月の巻で初めてゴミ一つない状態にこぎ着け、「リセット」が実現。この後もリセット(巻き直し)は続けられるが、果たしてどこまで続くのやら。


  •  higata@(ヒガタアットマーク)

    メンバーを結ぶメーリングリストの略称。自分で保有するドメインを使って、千歳がこのhigata@を設けたのは八月上旬。十月までに参加者は十名になり、良くも悪くもあらゆるやりとりに活用されるに至る。


  •  KanNa(カンナ)

    センターの情報源サイト。「環境情報ナビゲーションサイト」の「環」と「ナ」をとって、KanNaと名づけられる。リリースされたのが十月(神無月)だったのは偶然。センターを中心とした地域・流域の団体情報(連絡先情報、イベント情報)の他に、全国系の情報との連携も視野に入れる。センターのホームページ、櫻のブログはこれとは別サイトだが、リンクは張られている。


  •  DUO(デュオ)

    漂着ゴミ調査用データカードをケータイの画面に置き換えた自主開発型サービス。櫻の発案を業平が仕様化し、千歳・南実が赤入れなどをした後、弥生が開発。リリース後も、実地での検証と地道な改良が重ねられ、ソーシャルビジネスモデルのツールとしての完成度が高まっていく。長らく名称が決まっていなかったが、年末にようやくData Upload system On-siteの略称としてDUOと決まる。


  •  ITグリーンマップ

    櫻が企画を進めてきたグリーンマップ。三月に実践講座が開かれるに至ったが、調査状況を紙(マップ)に落とし込む時間が足りない。文花をそれを見越したかのように、ある仕掛けを紹介し、その場を切り抜ける。インターネットで専用の地図情報を読み出し、調べた結果を各自で投稿(アイコン化)することでグリーンマップにしていく、というものだった。その後、このITグリーンマップは、弥生の手に委ねられ、DUOとの連携が模索されることになる。


 

  •  イイかんけい

    新年度からのセンターの運営は、法人格を持った団体に担ってもらうことが役所としての意向(既定路線?)。特定非営利活動法人の設立が文花を中心に進められているが、その事業テーマの決定とともに挙がった法人名が「いきいき環境計画」。これを略したところ、たまたま「イイかんけい」となった。これがきっかけとなり、関係性についての議論が何かと盛り上がることとなる。


  •  シスターズ

    七月の自由研究で女性陣が揃った際、文花を一女とし、小梅を六女とするシスターズが結成されたのが始まり。センターで席を並べる関係から、文花・櫻・弥生が三人娘になったり、櫻と蒼葉の千住姉妹に初音と小梅の石島姉妹が組み合わさった四姉妹が活躍したりと各種シスターズが登場するが、最終的にはsisters@を取得した石島姉妹にその名が贈られることになる。


  •  トーチャン

    河川事務所勤務の石島湊氏の愛称。家族からはそう呼ばれることはまずないが、higata@の面々からはいろいろな意味でこの呼び名が使われる。トーチャン率いる少年野球チームは、ズバリ「トーチャンズ」である。


  •  ハコモノ

    センターを単なるハコモノにしないためにはどうすればいいか。これが命題となって、さまざまな議論やアプローチが模索されることになる。現場もハコのうち、と捉え、センターを一つの拠点(ハコ)としつつも、とにかく場を増やすことで空間的な広がりを持ったハコモノが実現できればいい、という結論に至ったのは「イイかんけい」関係者ならでは、の話。清の地域再生論にも大きく寄与することになる。


  •  プラカゴ

    十二月の定期クリーンアップで蒼葉が発見。袋に入れるよりも、より効率的に漂着物を回収できることから干潟当地での常連用具(リユースの典型)となる。一月には文花、二月には千歳がプラカゴ担当に就く。


 

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